くろみです。

11月です。
年末に向けて、ふるさと納税がちょいちょい話題にあがってくるようになりました。厚木市の広報にも先日、ふるさと納税の返礼品品目数が16から140に増えたというお知らせが。

16から140って・・・124品目も増えたのか!!

実は私、ふるさと納税ってやったことないんですよね。
ざっくりいうと「応援したい自治体(市町村)に寄付した額によって翌年度分の住民税・所得税から一定の控除を受けられる」というもの。寄付すると返礼品(たいてい特産品)がもらえるのでその分お得ということで、ここ数年話題になっていますね。 自己負担は実質2000円だとか。

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■ふるさと納税の「お得感」「ワクワク感」が微妙

品目数が多いのに、同じ会社(お店)がたくさん出てくるからでしょうか。ラインナップ見てると買い物してる気分になる。(厚木市 ふるさと納税ページ)

当たり前ですが、これは「納税」であって買い物じゃないので、買い物だと思ってみるとお得感なんて皆無です。まぁふるさと納税すると翌年度分の住民税がその分減額になるわけだから、返礼品が少なくても損するわけじゃないんですけどね。実質2000円の自己負担額とすると、返礼品と負担額があんまり変わらないくらい。

品目数が多すぎるのかなー。買い物気分になるのは・・・。

あとだいたいが「お店で買えるもの」なのも大きい。普通に買えばいいじゃんて気がしてしまう。


■行政が絡んでこその企画があってもいいかも

自治体ならではの魅力を付加するなら、もっと企画っぽいものがあってもいいのかも。

例えば
 飯山桜まつりのお花見場所リザーブ権
 鮎祭り花火大会の観覧席+α

とか。
こういうお店で販売していないモノはアリなんじゃないかな~。
鮎祭りの花火大会観覧席は販売しているので+αがあるといいかなと思ったり。まぁ別になくてもいいかな?
あとは普通には実現しにくそうな「とん漬け食べ比べセット」とか・・・。厚木の名物だし、お店によって味付けも違うからいろいろ食べると面白いかな~と思います。

お隣の伊勢原市ではお墓の清掃代行(シルバー人材)あったし、海老名市は映画館の貸し切り(1スクリーン、2時間制とか)がありました。

厚木はイベントも、自然も、施設もあるわけだから。
企画のアイデア出ししたらもっと幅が広がりそうな予感。


■誰に向けたPRなのか?

ふるさと納税ってけっきょく返礼品勝負。数ある自治体の中から選んでもらわないと、自治体的には話にならない。
でも、今の感じだと市内の人は返礼品で厚木を選ばないだろうし、かといってゆかりのない人が厚木を選ぶかっていうとそうでもないんじゃないかな。ブランド力の問題で。
じゃあ「昔は厚木に住んでたけど今は離れている人」は?・・・こちらも「モノが欲しいなら直接お店の通販で注文すればいいよね」となりそうな気がします。

返礼品が決め手には、ならないかなー・・・。

逆に言えば、それでも厚木を選んで寄付してくれる人は純粋に厚木を応援したいって人なわけで、寄付の在り方としては正しい姿なんですけども。
でも、新たに選んでくれる人を増やすための返礼品リニューアルなわけで。つまり、今回の狙いは「返礼品に魅力を感じる」ことなんですね。

名産品をたくさん並べて選べるようにしよう!という意図だと思いますが、多すぎるのか同じ店ばかりだからなのか写真がイマイチだからなのか、見てるうちにショッピングサイトを訪問しているような錯覚に陥ります。

うーん。これ、厚木にまったくゆかりのない人だったら最後まで目を通せないんじゃないかな。
眺めたところで市の魅力が伝わるかも疑問です・・・。
どこに向けたPRなのか、何を伝えたいのかちょっとわからない。


うう・・・なんか今回すごい辛口ブログになってしまった。
愛着ある地元なだけに、努力が空回りするとみてて痛い。。。

がんばれ厚木。
これを機にわが家もふるさと納税デビューするかなぁ。。。。

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厚木市のふるさと納税サイト
『ふるさとチョイス』
『わが街ふるさと納税』
どっちからでも納税できるらしい。

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